現地測量は地形図を作るための細部測量なので、基準点測量ほど高い等級は求められません。
測定した座標値には、その地物が何であるかを示す分類コードを付します。座標だけでは点の集まりにすぎず、分類コードがあって初めて地図として編集できます。
「地性線及びジオイド高を測定し」という選択肢は、この点で誤りになります。重力に由来する量が現地測定の選択肢に混ざっていたら疑ってください。
GNSS は座標を直接決める測り方なので、「ある一点から基準方向との交角と距離を測る」という記述が出たら、それは TS の放射法であり誤りです。
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| セット間較差の許容範囲 | 水平 20 mm、高さ 30 mm |
| 使用衛星数 | 5 衛星以上(GLONASS 併用時は 6 衛星以上) |
| 地形・地物の測定 | 1 セット、FIX 解を得てから 10 エポック以上 |
| TS 点の設置 | 2 セット(1 セット目を採用値、2 セット目を点検値) |
| 単点観測法の整合確認 | 既知点 3 点以上 |
高さの許容値だけ緩いのは、衛星が上空にしか存在せず、高さ方向は幾何学的に不利だからです。数値の暗記ではなく理由で覚えると、どちらが大きいか迷いません。
周辺の既知点と整合しない場合、水平方向はヘルマート変換などで整合処理を行います。
据え付けた位置からレーザを照射して点群を得る手法です。運用の原則が問われます。
この分野で最も差がつく論点です。3 つの違いを正確に押さえてください。
| 名称 | 表す面 |
|---|---|
| DSM(数値表層モデル) | 樹木・建物を含む、見えている表面の高さ |
| DEM / DTM(数値標高モデル・数値地形モデル) | 樹木・建物を除いた地面そのものの高さ |
斜面崩壊の土砂量などを差分から求める問題では、2 つの誤りが仕込まれます。ひとつは種類の違うモデルを引き算すること(発災前が DSM、発災後が DEM など)で、これでは樹木の高さまで差に含まれてしまいます。比較するなら前後とも同じ種類でなければなりません。
もうひとつは差に面積を掛けて体積とすること。高さの変化は場所ごとに違うため、代表値に面積を掛けても正確な体積にはなりません。格子ごとの差を積算する必要があります。
格子間隔は小さいほど詳細です。等高線を作る場合の目安は次のとおりです。
既存データを修正できるかどうかは、精度が足りているかだけで決まります。
写真地図から修正データを取る場合も、レベル 1000 なら地上画素寸法 0.2 m 以内が必要です。数値が足りていない選択肢を見抜く問題として出題されます。