分野別ガイド
測量士試験の午前(択一式)は 28 問。範囲は広く見えますが、出題される分野はほぼ決まっていて、毎年ほぼ同じ構成で並びます。このページでは令和 4 年度から令和 8 年度までの全 140 問を 9 つの分野に整理し、分野ごとに「何が問われるのか」「どこで間違えやすいのか」をまとめています。各分野のページから、その分野の過去問へ直接進めます。
測量法の用語定義、測量計画機関と測量作業機関の関係、成果の使用と提出の手続きなど、測量士試験の法規分野で問われる要点を整理しています。
位置と高さを何を基準に表すのか。回転楕円体とジオイドの役割分担、ITRF と地心直交座標系、平面直角座標系と回転行列までを整理しています。
正規分布表の引き方と誤差伝播の法則。測量士試験で確実に得点したい計算分野の解法手順と、単位換算の落とし穴を整理しています。
トータルステーションと GNSS による基準点測量。距離測定の誤差、偏心観測、点検路線の選び方、GNSS の誤差消去の原理と衛星数の基準を整理しています。
直接水準測量の観測方法と誤差消去、標尺補正と重量平均、環閉合差から再測路線を特定する手順、GNSS 水準測量の要件を整理しています。
TS と GNSS による現地測量、地上レーザスキャナ、数値地形モデル(DTM・DSM)の活用と地図情報レベルの考え方を整理しています。
空中写真測量と UAV 写真点群測量の重複度計算、倒れこみ、標定点と検証点の役割、リモートセンシングのセンサ特性を整理しています。
地図投影法の分類と性質、地形図の読み取り、基盤地図情報の項目と精度、ウェブ地図の配信方式と GIS の解析機能を整理しています。
路線測量のクロソイドと円曲線、河川測量の各種測量、用地測量の境界確認と面積計算。実務に直結する応用測量の要点を整理しています。
午前試験の全体像
午前の 28 問は、おおまかに次の順で並びます。前半が測量の土台となる考え方、中盤が測る技術、後半が成果を地図や用地に落とし込む話、という流れです。
- 第 1 問〜第 6 問あたり 法規・測量の基準・誤差論。用語の定義と、位置や高さを何を基準に表すかという土台。
- 第 7 問〜第 13 問あたり 基準点測量と水準測量。骨格となる点の位置と高さを、精度を管理しながら決める話。
- 第 14 問〜第 20 問あたり 地形測量と写真測量。現地や上空から面的にデータを取る話。
- 第 21 問〜第 24 問あたり 地図編集と GIS。投影法、地形図の読み取り、地理空間情報の扱い。
- 第 25 問〜第 28 問あたり 応用測量。路線・河川・用地という、実務に直結する 3 本柱。
どこから手を付けるか
限られた時間で点を伸ばすなら、計算問題の型が決まっている分野から入るのが効率的です。基準点測量・水準測量・写真測量の計算は、解き方の手順がほぼ固定で、演習量がそのまま得点になります。
いっぽう法規は、条文の言い回しを知っているかどうかで決まるため、短時間でも得点しやすい分野です。理屈で解けない代わりに、覚えれば確実に取れます。
逆に後回しにしてよいのが、地形図の読み取りや断面図の判読といった図を実測して判断する問題です。時間がかかるわりに配点は同じなので、本番では最後に回すのが定石になります。
このガイドの使い方
まず読みたい分野のページを開き、要点を通しで読んでください。そのあと同じページ下部にある過去問リンクから、実際の設問に当たってみるのが効果的です。解いてみて理解が怪しい箇所があれば、またガイドに戻る、という往復をおすすめします。