測量士試験 令和6年 午前 第15問
〔地形測量〕の解説・解答
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📋 問題文
A 市では,5 年前に作成した地図情報レベル 1000 の数値地形図データを公共測量により修正する こととした。 次の a〜e の文は,その作業内容について述べたものである。 明らかに間違っている ものだけの組合せはどれか。次の 1~5 の中から選べ。
a. 市域の一部において,国土地理院が 2 年前に作成した地図情報レベル 2500 の基盤地図情報が 公開されていたため,当該基盤地図情報から経年変化箇所の建築物の外周線データを取得した。
b. 4 年前に完成した道路について,車載写真レーザ測量によって修正データを取得した。
c. 市域の一部において,2 年前に撮影した空中写真から地上画素寸法 0.4mの写真地図を作成し ていたため,3 年前に完成した体育館の修正データを当該写真地図から取得した。
d. 半年前の土砂災害で形状が変化した斜面について,UAV(無人航空機)レーザ測量によって修 正データを取得した。
e. 1 年前に完成した海岸部の埋立地について,UAV 写真測量によって修正データを取得した。
1. a,c2. a,d3. b,d4. b,e5. c,e
📄 原典の問題ページ(画像)
💡 解説
地図情報レベル 1000 の数値地形図データを修正する各手法の妥当性に関する正誤判定。
a. 誤り。
地図情報レベル2500の基盤地図情報を、地図情報レベル1000の数値地形図修正に使うのは不適切。レベル 2500 の方が精度が粗いため、レベル 1000 のデータを 2500 の誤差で上書きしてしまう。精度の粗いデータで細密なレベルを修正できないが原則。
b. 正しい。車載写真レーザ測量による修正図化は適切。経年変化部分の修正データが取得可能。
c. 誤り。
地図情報レベル 1000 では水平位置誤差 1 m 以内が要求されるのに対し、写真地図の地上画素寸法は 0.2 m 以内が必要。問題文では地上画素寸法が大きすぎて精度要件を満たさない。
d. 正しい。UAV レーザ測量による修正数値図化は経年変化部の修正データを取得できる。
e. 正しい(問題文の通り、適切な修正方法)。
誤りは a, c の組合せ = 選択肢 1(a, c)。
💡 修正の可否は精度が足りているかだけで決まる。粗いデータで細かいデータは直せない(レベル2500の基盤地図情報でレベル1000は修正不可)。写真地図から取る場合、レベル1000には地上画素寸法0.2m以内が必要。
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