測量士試験 令和7年 午前 第16問
〔地形測量〕の解説・解答
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📋 問題文
次の 1 ~ 5 の文は,公共測量における地上レーザ測量について述べたものである。明らかに 間違っているものはどれか。 次の 1 ~ 5 の中から選べ。
1. 地上レーザスキャナによる計測の方向は,地形の高い方から低い方への向きを原則とする。
2. 地上レーザスキャナは,標準的な地形,地物等が入射角 1.5°以上で計測できる性能を有する ものを使用しなければならない。
3. 地上レーザスキャナによる計測では,器械点から遠くなるほど, 放射方向の計測点間隔及び スポット径は広がっていく。
4. 地上レーザスキャナを用いて,数値図化の対象地物を計測する場合は,放射方向の計測点間隔 又はスポット長径のいずれかの計測条件を満たす必要がある。
5. 地上レーザスキャナを用いてオリジナルデータを作成する場合,内挿処理による点群データの 細密化は行ってはならない。
📄 原典の問題ページ(画像)
💡 解説
地上レーザスキャナを用いた測量の手順・基準に関する正誤判定。
1. 誤り。
地上レーザスキャナによる計測方向は、低い方から高い方(仰角方向)を見上げて計測するのが原則。高所から見下ろすと手前の地形・地物が死角となり、奥側のデータ欠損が発生するため。問題文と逆になっている。
2. 正しい。標準的な地形・地物について入射角 1.5°以上で計測できる性能を持つ機器を使用する(作業規程の準則)。
3. 正しい。器械点から距離が遠くなるほど、放射方向に対する計測点間隔とスポット径(レーザ光の地表面到達径)はそれぞれ広がる。
4. 正しい。数値図化対象地物の計測条件は、放射方向の計測点間隔またはスポット長径のいずれかを満たせばよい。
5. 正しい。オリジナルデータ作成時に、欠測部を内挿で埋める処理は禁じられている(観測の正確性を担保するため)。
誤りは1。選択肢 1。「仰ぎ見る」が原則で覚える。
💡 地上レーザ=「仰ぎ見る(低→高)」方向で計測。見下ろすと影ができる(直感の逆)。
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