次の a ~ d の文は,公共測量における UAV レーザ測量について述べたものである。ア ~ エ に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
a.GNSS アンテナ及び GNSS 受信機の性能は,GNSS 観測データを [ア] の間隔で取得できるものとする。
b.GNSS アンテナ及び GNSS 受信機は,[イ] で搬送波位相を観測できることを標準とする。
c.計測時のスキャン角度は,計測対象物へのレーザ光の入射角(地形,地物などとレーザ光がなす角)を [ウ] とするとともに,必要な計測距離を満たすように定めることを標準とする。
d.最適軌跡解析で得た結果とレーザスキャンデータとを統合解析し,三次元座標を持つ点群データを作成する際は,全てのコースにおける隣接コースとの重複部において,コースごとの [エ] を比較して点検及び調整を行う。
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解説
💡 UAV レーザの GNSS は 1 秒以下・2 周波。入射角 45° 以上。コース間重複部は標高値を比較。
UAV レーザ測量は、機体の位置を GNSS/IMU で連続的に求め、そこからレーザで地上までの距離を測って点群にする。穴埋めの 4 つはそれぞれ「位置を求める側(ア・イ)」「レーザを当てる側(ウ)」「できた点群を確かめる側(エ)」の決まりで、理屈をつけて覚えれば数値は自然に出る。
ア = 1 秒以下、イ = 2 周波
機体は飛びながら刻々と位置を変えるので、GNSS のデータ間隔が粗いと軌跡を補間しきれない。そのため受信機には 1 秒以下の取得間隔が求められる(準則第448条)。選択肢にある「30 秒以下」は、動かない固定局側の値(航空レーザ測量)であって機体側ではない。周波数は、電離層遅延を補正できる 2 周波が標準。これで選択肢は 3 か 5 に絞れる。
ウ = 45° 以上
レーザ光が地面に対して浅い角度で当たると、反射が弱くなって点が欠け、水平位置の誤差も増える。そこで入射角(地面とレーザ光のなす角)が 45° 以上になるようにスキャン角度を決める(準則第451条)。30° では浅すぎる。
エ = 標高値
隣り合うコースが重なる部分では、同じ地面を 2 回測っているはずなので、コースごとの標高がどれだけ食い違うかを見れば軌跡解析やキャリブレーションの良し悪しが分かる(準則第464条)。平らで草木の少ない場所を点検箇所に選ぶ。数値写真は UAV レーザで必ず撮るものではなく、点検の比較対象にもならない。
ア=1 秒以下、イ=2 周波、ウ=45° 以上、エ=標高値 で 選択肢 3。