次の a ~ c の文は,公共測量における地上レーザ測量について述べたものである。ア ~ ウ に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
a.地上レーザスキャナの距離計測方法は,タイム・オブ・フライト方式又は [ア] 方式とする。
b.平面直角座標系(平成 14 年国土交通省告示第 9 号)で計測する場合,計測方法は [イ] を用いることを原則とする。
c.同一箇所から複数回計測する場合,それぞれの地上レーザスキャナの器械高は [ウ] ことを原則とする。
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解説
💡 地上レーザの測距方式は TOF と位相差。平面直角座標系では器械点・後視点法。同一箇所の複数回計測は器械高を変える。
地上レーザ測量(第4編)の機器性能と計測方法の規定。ア は機器の原理、イ・ウ は計測の原則で、3 つとも準則の文言そのもの。
ア = 位相差
地上レーザスキャナの距離計測方式は、レーザ光の往復時間を測るタイム・オブ・フライト方式と、変調した光の位相のずれから距離を求める位相差方式の 2 種類(準則第374条)。「結合多角」は基準点測量の方式の名前で、距離計測とは関係がない。これで選択肢 2・3 が消える。
イ = 器械点・後視点法
平面直角座標系で計測する場合は、既知の器械点と後視点を使って点群に直接座標を与える器械点・後視点法が原則(準則第376条)。相似変換法や後方交会法は、平面直角座標系以外の座標系で計測するときの方法。
ウ = 変える
同じ場所から複数回計測するときは、器械高を変えるのが原則(準則第376条)。器械高を変えると視点の高さが変わり、1 回目では陰になっていた箇所が 2 回目で取れる。また器械高の測定誤差が同じ値で重ならず、独立した観測として点検に使える。
ア=位相差、イ=器械点・後視点法、ウ=変える の組合せは 選択肢 1。