測量士・測量士補 過去問ドリル

測量士試験 令和2年度 午前 第10問〔基準点測量〕解答と解説

令和2年度 第10問📍 基準点測量

次の文は,日本の準天頂衛星システムなどについて述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。

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解説

💡 GLONASS を混ぜると衛星数は1機多く要る。スタティック10km以上は GPS・準天頂5、GLONASS混在6(準則第37条)。

準天頂衛星システム(みちびき)の役割と、公共測量で必要な衛星数(準則第37条の表)を組み合わせた問題。

1. 正しい。

みちびきは、電子基準点網の観測データから計算した補正情報を衛星から放送している(センチメータ級測位補強サービス)。受信機はこれを使って高い精度で位置を求められる。

2. 正しい。

みちびきは日本の真上付近に長く滞在する軌道をとるので、ビルや山で空が狭い場所でも高い仰角の衛星が 1 機増え、測位できる場所・時間帯が広がる。

3. 正しい。

みちびきの軌道は地上から見ると南北に 8 の字を描き、日本と経度の近いアジア・オセアニア地域の上空も通る。その地域でも信号を受信できる。

4. 正しい。

準則では準天頂衛星を GPS 衛星と同等に扱える(準則第21条)。短縮スタティック法で GPS・準天頂衛星だけを使う場合の必要数は 5 衛星以上(準則第37条)なので、準天頂 1 機 + GPS 4 機 = 5 機で条件を満たす。

5. 誤り。

準則第37条の表の備考により、スタティック法で 10 km 以上の観測を行う場合、GPS・準天頂衛星だけなら 5 衛星以上、GLONASS 衛星を混ぜるなら 6 衛星以上が必要(GLONASS を使うときは各系 2 衛星以上)。5 衛星以上では足りない。

誤っているのは 5。よって 選択肢 5。