次の文は,公共測量におけるGNSS 測量機を用いた基準点測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
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解説
💡 2周波で消せるのは電離層遅延。対流圏遅延は周波数によらないので2周波では消えない。軌道情報は放送暦、PCV 補正は原則実施。
GNSS 測量の誤差要因と、準則の基本的な決まりを問う問題。2周波観測で消せるのはどの遅延か、が核心。
1. 誤り。← これが正解
2周波観測で軽減できるのは電離層遅延。電離層での遅れは周波数によって大きさが違うため、2つの周波数の差から遅れを推定して取り除ける。対流圏の遅れは GNSS の電波の周波数によらずほぼ同じなので、2周波にしても消えない。対流圏遅延は基線解析ソフトの大気モデル(標準値)で補正するほか、観測時の気象条件に気をつけて小さくする。
2. 正しい。
電波を受ける位置はアンテナの機種や衛星の高度角で微妙に変わる。この変化量をパラメータで補正するのが PCV 補正で、機種の違うアンテナを組み合わせても精度を保てる。基線解析では原則として PCV 補正を行う(準則第41条)。
3. 正しい。
GNSS 測量では GPS・準天頂衛星システム・GLONASS を適用する(準則第21条)。GLONASS を組み合わせる場合は、使用衛星数などに別の条件が付く。
4. 正しい。
基線解析に使う衛星の軌道情報は放送暦を標準とする(準則第41条)。
5. 正しい。
ネットワーク型 RTK 法の定義のとおり(準則第37条)。今の準則では補正データを出す者を「位置情報サービス事業者」と呼んでいるが、仕組みは同じ。
誤りは 1。よって 選択肢 1。