次の式4 は,平面上の点(x,y)を,原点(0,0)を中心に反時計回りにθだけ回転させたときの点(X,Y)の座標を表す式を行列表記したものである。点P(-2.0,1.0)を原点(0,0)を中心に反時計回りにθだけ回転させたとき,点P’(-2.1749,-0.5195)となった。この場合のθは幾らか。次の中から最も近いものを選べ。ただし,横軸をX軸,縦軸をY軸とする。
なお,関数の値が必要な場合は,巻末の関数表を使用すること。

解説
回転の式を連立方程式に直し、sin θ と cos θ を求めてから関数表で角度を引く。未知数を θ そのものではなく sin θ・cos θ の2つと見るのがこつ。
X = x cos θ − y sin θ、Y = x sin θ + y cos θ。ここに x = −2.0、y = 1.0、X = −2.1749、Y = −0.5195 を入れる。
−2.1749 = −2.0 cos θ − 1.0 sin θ ……(1)
−0.5195 = −2.0 sin θ + 1.0 cos θ ……(2)
(2) より cos θ = 2.0 sin θ − 0.5195。これを (1) に代入すると
−2.1749 = −2.0 × (2.0 sin θ − 0.5195) − sin θ = −5.0 sin θ + 1.0390
5.0 sin θ = 3.2139 → sin θ = 0.64278
cos θ = 2.0 × 0.64278 − 0.5195 = 0.76606。関数表では sin 40° = 0.64279、cos 40° = 0.76604 で、どちらもほぼ一致する。
θ = 40° として X = −2.0 × 0.76604 − 1.0 × 0.64279 = −2.17487、Y = −2.0 × 0.64279 + 0.76604 = −0.51954。与えられた P′ と一致する。