測量士・測量士補 過去問ドリル

測量士試験 令和元年度 午前 第19問〔写真測量〕解答と解説

令和元年度 第19問📷 写真測量

次の文は,公共測量においてUAV(無人航空機)による空中写真を用いた三次元点群データの作成を行う際の注意点について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。

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解説

💡 撮影基準面は一つが標準だが、高低差の大きい地域では数コース単位に設定できる(準則第421条)。

UAV 写真による三次元点群の作業手順の問題。出題当時は「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」が根拠だったが、今は準則に取り込まれている。正誤は今の準則でも同じ。

1. 正しい。

作る点群の位置精度(0.05 m・0.10 m・0.20 m 以内のいずれか)を目的に応じて決め(準則第412条)、その精度に見合う地上画素寸法や対地高度で撮影計画を立てる(準則第421条)。

2. 正しい。

対空標識は、あらかじめ土地の所有者又は管理者の許可を得て設置する(準則第137条。UAV の点群作成でも同じ扱い)。

3. 誤り。← これが正解

撮影基準面は撮影区域に一つ定めるのが標準だが、高低差の大きい地域では数コース単位に設定できる(準則第421条第4項)。比高が大きいのに基準面を一つに固定すると、高い所と低い所で地上画素寸法や重複度が大きく変わり、かえって精度が落ちる。

4. 正しい。

点群の位置精度を確かめるため、計算に使う標定点とは別に検証点を置く(準則第413条)。検証点の数は標定点の総数の半数以上が標準(準則第415条)。

5. 正しい。

撮影の前に、計画が現地に合うかを確かめる飛行を行い、機体・計測機器の点検と撮影計画の確認をする(準則第146条)。明るさや風などで計画を見直すことも想定しておく。

誤りは 3。よって 選択肢 3。