測量士・測量士補 過去問ドリル

測量士試験 令和元年度 午前 第14問〔地形測量〕解答と解説

令和元年度 第14問🗺️ 地形測量

新たに完成した宅地造成地の既成図を数値地形図データの修正に用いることとした。この既成図の図郭四隅の点A,B,C,Dには,図14-1 に示す平面直角座標系(平成14 年国土交通省告示第9 号)における座標値が記載されていた。また,これをスキャナにより数値化し,コンピュータソフトウェアを用いてスクリーンモニター上で図郭の四隅の点を計測したところ,図14-2 に示す座標値を得た。
この数値化された既成図を,式14-1 の変換式を使って補正し,数値地形図データとの位置合わせを行いたい。変換係数a,b,c,d を最小二乗法により求めるための観測方程式が式14-2 である。[ア] ~ [エ] に入る数値の組合せとして正しいものはどれか。次の中から選べ。
ただし,変換式のX,Y は既成図の座標値,x,y はスクリーンモニター上で計測した座標値,a,b,c,d は変換係数とし,観測方程式のVAX,VBX,VCX,VDX は点A,B,C,D 各点の平面直角座標系におけるX 座標の残差を,VAY,VBY,VCY,VDY はY 座標の残差を示すものとする。
 X = -ax + by + c
 Y = bx + ay + d ……… 式14-1

第14問の図表
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解説

💡 行列の各行は変換式の a・b の係数。A(623, 390) を X = −ax + by + c、Y = bx + ay + d に入れて −623・390 と 390・623。

観測方程式の行列の1行は、変換式の a、b、c、d の係数を並べたもの。A 点のモニター上の座標 (x, y) = (623, 390) を式14-1 に入れて係数を読み取ればよい。

① X の式(VAX の行)

X = −a x + b y + c に x = 623、y = 390 を入れると −623a + 390b + c。
a の係数 ア = −623、b の係数 イ = 390(c の係数 1、d の係数 0 は行列のとおり)。

② Y の式(VAY の行)

Y = b x + a y + d に入れると 390a + 623b + d。
a の係数 ウ = 390、b の係数 エ = 623。

③ 他の行で確かめる

B 点 (3, 393) なら X の行は −3、393、Y の行は 393、3 となり、式14-2 に印刷されている B 点の行と一致する。D 点 (623, −2) も同様に −623、−2 と −2、623 で一致する。

ア = −623、イ = 390、ウ = 390、エ = 623。よって 選択肢 2。