次の文は,座標平面上における原点Oを中心とした,点の回転移動について述べたものである。[ア] 〜 [エ] に入る語句又は数値の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
なお,関数の値が必要な場合は,巻末の関数表を使用すること。
図4に示すxy座標系において,次の式4によって点(x,y)は点(x′,y′)へ移される(式4は図を参照。1/2 に,1 行目が √3,1,2 行目が −1,√3 の行列を掛けたもの)。
このとき,点A(1,0)及び点B(0,1)は,それぞれ点A′([ア])及び点B′([イ])へ移され,式4で表される回転の方向と大きさは,[ウ] まわりに角度θ=[エ]°であることがわかる。
ただし,0°≦θ≦180°とする。

解説
回転行列に点 A,B の座標を代入して移動先を求め、その動きから回転の向きと角度を読む問題。行列の前の 1/2 を忘れないことと、どちら向きに回ったかを図で確かめることがポイント。
x′ = (√3 × 1 + 1 × 0) / 2 = 1.73205 / 2 ≒ 0.8660、y′ = (−1 × 1 + √3 × 0) / 2 = −0.5000。
x′ = (√3 × 0 + 1 × 1) / 2 = 0.5000、y′ = (−1 × 0 + √3 × 1) / 2 ≒ 0.8660。
A は x 軸上(方向 0°)から、x 軸より下の (0.8660,−0.5000) に移った。cos 30° = 0.86603、sin 30° = 0.50000(関数表)なので、これは x 軸から下向き、つまり時計まわりに 30°回した位置。B も y 軸上から x 軸側(右)へ 30° 倒れており、同じ回転になっている。式 4 の行列は (cos θ,sin θ / −sin θ,cos θ) の形で、これは時計まわりの回転を表す(反時計まわりなら sin θ の符号が逆になる)。