測量士・測量士補 過去問ドリル

測量士試験 令和3年度 午前 第20問〔写真測量〕解答と解説

令和3年度 第20問📷 写真測量

次の a 〜 c の文は,公共測量における航空レーザ測量について述べたものである。[ア] 〜 [ウ] に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。

a.レーザ測距装置はファーストパルス及び [ア] の2パルス以上計測できる必要がある。
b.航空レーザ測量システムは,ボアサイトキャリブレーションを実施したものを用い,キャリブレーションの有効期間は [イ] とする。
c.東西10 km,南北10 kmの平坦な地域で航空レーザ計測を行う予定である。三次元計測データの点検及び調整を行うための調整用基準点は,標準で [ウ] 点必要となる。
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⚠ 規則の改正あり(今の規則では一部の記述が変わります)

解説

💡 ファーストとラストの2パルス、ボアサイトキャリブレーションは6か月、点数は面積÷25+1=100÷25+1=5点。

航空レーザ測量の機器と調整用の点についての穴埋め。今の準則では第4編第6章(航空レーザ測量)にあり、出題当時の「調整用基準点」は今の規則では「調整点」という名前になっている(準則第554条)。点数の決め方は同じなので答えは変わらない。

ア = ラストパルス

1 回のレーザ発射で、最初に返る反射(ファーストパルス。樹冠や屋根など)と最後に返る反射(ラストパルス。地表面に近い)の少なくとも 2 つを記録できることが求められる(準則第549条)。ラストパルスがあるので、樹木の下の地表面のデータを得やすくなる。

イ = 6 ヶ月

ボアサイトキャリブレーション(レーザスキャナ・IMU・GNSS アンテナの取付け位置や角度のずれの補正値を決める作業)の有効期間は6 か月(準則第549条)。機器を付け外しして位置関係が変わったときは、期間内でもやり直す。1 年は車載写真レーザ測量の固定式システムの有効期間で、取り違えやすい。

ウ = 5

点数は「作業地域の面積(km2)÷ 25 + 1」が標準で、最低 4 点(準則第554条)。面積は 10 × 10 = 100 km2 なので、100 ÷ 25 + 1 = 5 点。四隅の 4 点に加えて内側に 1 点置くイメージになる。

ア=ラストパルス、イ=6 ヶ月、ウ=5 の組合せは 選択肢 4。