測量士・測量士補 過去問ドリル

測量士試験 令和2年度 午前 第1問〔法規〕解答と解説

令和2年度 第1問⚖️ 法規

次の a ~ e の文は,測量法(昭和24年法律第188号)に規定された事項について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。

a.測量業者は,その業務を誠実に行い,常に測量成果の正確さの確保に努めなければならない。
b.基本測量及び公共測量以外の測量とは,基本測量及び公共測量の測量成果以外を使用して実施する測量をいう。
c.この法律は,国若しくは公共団体が費用の全部若しくは一部を負担し,若しくは補助して実施する土地の測量又はこれらの測量の結果を利用する土地の測量について,その実施の基準及び実施に必要な権能を定め,測量の重複を除き,並びに測量の正確さを確保することを目的とする。
d.公共測量を実施する者は,関係都道府県知事に対して当該測量を実施するために必要な情報の提供を求めることができる。
e.測量士又は測量士補となる資格を有する者は,測量士又は測量士補になろうとする場合においては,国土地理院の長に対してその資格を証する書類を添えて,測量士名簿又は測量士補名簿に登録の申請をしなければならない。
👇 解答を選ぶ

解説

💡 基本測量・公共測量以外の測量は「成果を使用して」行う測量(第6条)。情報提供の相手は関係市町村長(第37条)。

測量法の条文をそのまま、または一部を入れ替えて並べた問題。入れ替えられた語(「以外」「都道府県知事」)に気付けるかが勝負になる。

a. 正しい。

測量業者の業務処理の原則(測量法第56条)そのまま。誠実な業務と測量成果の正確さの確保が求められている。

b. 誤り。

測量法第6条では、基本測量及び公共測量以外の測量は、基本測量又は公共測量の測量成果を使用して実施する測量(局地的な測量や高い精度を要しない測量で政令で定めるものを除く)と定義されている。「成果以外を使用して」は逆。既存の公的な成果を基にして行う測量だから、測量法の規制の対象に含められている。

c. 正しい。

測量法第1条(目的)の前半部分。条文はこの後に測量業の登録・業務規制による健全な発達まで続くが、記述の内容自体は条文どおりで誤りはない。

d. 誤り。

測量法第37条第2項で、公共測量を実施する者が情報提供を求められる相手は関係市町村長。境界や地物の情報を持つ身近な行政機関を相手にしている。

e. 正しい。

測量士・測量士補の登録(測量法第49条)。資格を持っているだけでは名乗れず、国土地理院の長に申請して名簿に登録されて初めて測量士(補)になる。

誤りは b と d。よって 選択肢 3(b,d)。