測量士・測量士補 過去問ドリル

測量士試験 平成30年度 午前 第4問〔測量の基準〕解答と解説

平成30年度 第4問🌐 測量の基準

次の式は,平面上の点(x,y)を,原点(0,0)を中心に角度θだけ回転させたときの点(X,Y)の座標を表す式を行列表記したものである。点P(2.0,-1.0)を,点A(3.0,1.0)を中心に40°回転させたときのX,Y の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
なお,関数の値が必要な場合は,巻末の関数表を使用すること。

第4問の図表
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解説

💡 回転の中心 A を原点に移してから回転し、最後に A の座標を足し戻す。

与えられた式は原点まわりの回転。点 A のまわりに回すときは、「A が原点に来るよう平行移動 → 回転 → 元の位置へ戻す」の3段で計算する。

行列の式を書き下すと、X = x cos θ − y sin θ、Y = x sin θ + y cos θ。

① A を原点とした P の座標

x = 2.0 − 3.0 = −1.0、y = −1.0 − 1.0 = −2.0

② 40° 回転(関数表より cos 40° = 0.76604、sin 40° = 0.64279)

X′ = (−1.0)(0.76604) − (−2.0)(0.64279) = −0.76604 + 1.28558 = 0.51954
Y′ = (−1.0)(0.64279) + (−2.0)(0.76604) = −0.64279 − 1.53208 = −2.17487

③ A の座標を足して元の座標系に戻す

X = 3.0 + 0.51954 = 3.520、Y = 1.0 + (−2.17487) = −1.175

※ 検算:回転では A からの距離は変わらない。回転前は (−1.0)² + (−2.0)² = 5.000、回転後は 0.51954² + 2.17487² = 0.26992 + 4.73006 ≒ 5.000 で一致する。

よって 選択肢 5(3.520, −1.175)。