次の a ~ e の文は,空中写真測量の特徴について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
a.空中写真測量は,現地測量と比較して,広域な範囲の測量に適している。
b.他の撮影条件が同一ならば,撮影高度が高いほど,一枚の空中写真に写る地上の範囲は広くなる。
c.他の撮影条件が同一ならば,画面距離の長い航空カメラを使用した方が,一枚の空中写真に写る地上の範囲は広くなる。
d.高塔や高層建物は,空中写真の鉛直点を中心として外側へ倒れこむように写る。
e.起伏のある地形を撮影した場合,同一空中写真の中の地上画素寸法はどこでも同じになる。
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解説
💡 写る範囲は撮影高度に比例し、画面距離に反比例。起伏があると地上画素寸法は場所によって変わる。
空中写真の縮尺(画面距離 ÷ 撮影高度)と中心投影の性質から判断する問題。
a. 正しい。
上空から広い範囲を一度に写せるので、広域の測量に向く。狭い範囲や細かな測量では現地測量の方が有利になる。
b. 正しい。
写真の縮尺は 画面距離 ÷ 撮影高度。高度が高いほど縮尺が小さくなり、同じ画面に広い範囲が写る。
c. 誤り。
画面距離が長いと縮尺が大きくなり、写る範囲は狭くなる(望遠レンズで撮るのと同じ)。
d. 正しい。
中心投影である空中写真では、高さのある物の上端は鉛直点から放射状に外側へずれて写る(比高による像のずれ)。
e. 誤り。
地上画素寸法 = 素子寸法 × 撮影高度 ÷ 画面距離。起伏があると場所ごとに地面までの高さが違い、高い所ほど地上画素寸法は小さく、低い所ほど大きくなる。写真の中で一定にはならない。
明らかに間違っているのは c と e。よって 選択肢 5。