次の a ~ c の文は,公共測量における航空レーザ測深測量について述べたものである。[ア] ~ [ウ] に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
a.レーザ測距装置に用いられる [ア] の波長域のレーザは,水面で反射しやすい特性を持つ。一方,[イ] の波長域のレーザは,水を透過しやすく,水底で反射しやすい特性を持つ。
b.航空レーザ測深システムでは,[ア] の波長域のレーザ及び [イ] の波長域のレーザの特性を利用することで,計測したデータを地表面で反射したもの,水面で反射したもの,水底で反射したものに分類することが可能である。
c.[イ] の波長域のレーザを用いた測深は [ウ] の影響を受けるため,透明度や濁度などの調査をする必要がある。
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解説
💡 近赤外は水面で反射、緑色は水を透過して水底で反射。緑色レーザの測深は水質(透明度・濁度)に左右される。
航空レーザ測深は、性質の違う 2 種類のレーザを組み合わせて水面と水底を測り分ける。どちらの光が水に吸収され、どちらが水を通るかがポイント。
ア = 近赤外
近赤外の光は水にほとんど吸収されて中まで入らず、水面で反射して返ってくる。通常の航空レーザ測量(陸部)で使われているのもこの波長域。
イ = 緑色
緑色の光(波長 500 nm 台)は水の中で減衰しにくく、水を透過して水底で反射する。紫外の波長域は航空レーザ測深には用いられていない。2 種類のデータを取得した場合は点群を結合して使う(準則第606条)。
ウ = 水質
緑色レーザが水底まで届くかどうかは、水の濁りや透明度で大きく変わる。そのため事前に透明度・濁度などの水質を調査する(準則第588条)。水質によって水底が測れない場合は、水底の精度の規定を適用しない、という扱いもある(準則第586条)。
ア=近赤外、イ=緑色、ウ=水質 で 選択肢 1。