次の文は,GISについて述べたものである。[ア] ~ [ウ] に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
GISは,様々な地理空間情報とそれを加工・分析・表示するソフトウェアで構成される。GISでは,複数の地理空間情報について,[ア] ごとに分けて重ね合わせることができる。また,情報を重ね合わせるだけでなく,新たに建物や道路などの情報を追加することも可能である。この建物や道路などの情報のように,座標値を持った点又は点列によって線や面を表現する図形データを [イ] データといい,名称などの属性情報を併せ持つことができる。
GISの応用分野は幅広く,特に自然災害に対する防災分野においては1995年の阪神・淡路大震災を契機にその有用性が認められ,国・地方公共団体などで広く利用されている。防災分野における具体的な利用方法としては,ネットワーク化された道路中心線データを利用して学校から避難所までの最短ルートを導き出すことや,[ウ] を使い山地斜面の傾斜を求め,土砂災害が発生しやすい箇所を推定することなどが挙げられる。
解説
GIS の基本用語(レイヤ、ベクタとラスタ、DTM と DSM)を問う問題。
GIS では道路・建物・河川など主題ごとにデータを層(レイヤ)に分けて持ち、必要なものを重ねて表示・分析する。
座標をもつ点や点の列で線・面を表すのがベクタデータで、1つ1つの図形に名称などの属性を付けられる。ラスタデータは、面を格子(画素)に区切って各マスに値を持たせる形式で、写真やメッシュ標高がその例。
DTM は建物や樹木を除いた地表面(地盤)の高さのモデル、DSM は建物や樹木の上面を含む表面の高さのモデル。山の斜面の傾斜を知りたいなら地盤そのものの形が要るので DTM を使う。DSM では木の高さが混じってしまう。