測量士・測量士補 過去問ドリル

測量士補試験 令和5年度 第16問〔地形測量〕解答と解説

令和5年度 第16問🗺️ 地形測量

次の a ~ c の文は,公共測量における,地上レーザスキャナを用いた数値地形図データの作成について述べたものである。[ア] ~ [ウ] に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。

a.地上レーザスキャナから計測対象物に対しレーザ光を照射し,対象物までの距離と方向を計測することにより,対象物の位置や形状を [ア] で計測する。
b.レーザ光を用いた距離計測方法には,照射と受光の際の光の [イ] から距離を算出する [イ] 方式と,照射から受光までの時間を距離に換算するTOF(タイム・オブ・フライト)方式がある。
c.地上レーザスキャナを用いた計測方法は,平面直角座標系による方法と局地座標系による方法があり,局地座標系で計測して得られたデータは,相似変換による方法又は [ウ] 交会による方法を用いて,平面直角座標系に変換する。
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解説

💡 距離計測はTOF方式か位相差方式(準則第374条)。局地座標系のデータは相似変換法か後方交会法で変換(準則第376条)。

地上レーザスキャナの計測原理と、計測したデータを平面直角座標系に載せる方法を問う問題。

ア:三次元

水平・鉛直の方向と距離を同時に測るので、当たった点ごとに X・Y・Z の三次元座標が得られる(いわゆる点群)。

イ:位相差

距離の計り方は、タイム・オブ・フライト方式か位相差方式と定められている(準則第374条)。位相差方式は、変調をかけた光を送り、戻ってきた光との位相のずれから距離を求める。反射強度は戻ってきた光の強さで、対象物を見分けるために記録する値(準則第376条)であり、距離の算出には使わない。

ウ:後方

準則第376条第5項は、平面直角座標系で計測するときは器械点・後視点法、それ以外の座標系(局地座標系)で計測するときは相似変換法又は後方交会法を用いると定めている。後方交会は、座標の分かっている複数の点をスキャナ側から測り、器械を据えた点の位置を逆算する方法。

ア 三次元、イ 位相差、ウ 後方。よって 選択肢 3。