測量士・測量士補 過去問ドリル

測量士補試験 令和2年度 第18問〔写真測量〕解答と解説

令和2年度 第18問📷 写真測量

次の文は,無人航空機(以下「UAV」という。)で撮影した空中写真を用いた公共測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。

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⚠ 規則の改正あり(今の規則では一部の記述が変わります)

解説

💡 UAV写真の三次元点群は多数の写真の重なりから形を復元する。重複は同一コース80%・隣接60%以上が標準。

UAV 写真を使った公共測量(UAV写真点群測量)の安全・法令・適用範囲・点検・撮影計画の基本。三次元点群の作り方を考えれば誤りが分かる。

1. 正しい。UAV は機体の不具合がそのまま墜落事故につながる。飛行の前後に整備・点検し、必要な部品は交換しておく。
2. 正しい(出題当時)。

人口集中地区の上空、空港周辺、地表などから150 m以上の空域での飛行には、航空法により国土交通大臣の許可を受けなければならないとされていた。今の法令では、令和4年の航空法改正で機体認証と操縦の技能証明の制度ができ、一定の条件を満たす人口集中地区上空の飛行などは許可を受けなくてよい場合がある。それでも許可が原則であることは変わらず、明らかな誤りとはいえない。

3. 正しい。UAV写真点群測量は、裸地のように対象物を写真で見分けられる区域に適用するのが標準(準則第410条第2項)。地面が写らなければ地表の点群は作れない。
4. 正しい。三次元形状復元の基準となる標定点とは別に、位置精度を確かめるための検証点を設ける(準則第413条・準則第415条)。
5. 誤り。

三次元点群は、多数の写真に同じ地点が写っていることを利用して形を復元する(三次元形状復元計算)。ステレオ図化機を使わなくても写真の重複は不可欠で、準則第421条第8項は、同一コース内80%以上・隣接コース60%以上(重複度を後で確かめにくいときは同一コース内90%以上)を標準としている。通常の空中写真測量より大きな重複が求められる。

明らかに間違っているのは 5。よって 選択肢 5。