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測量士試験 令和7年 午前 第9問
〔基準点測量〕の解説・解答

📅 2025年5月18日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第9問 📍 基準点測量
📋 問題文

次の 1 ~ 5 の文は,準天頂衛星などについて述べたものである。 明らかに間違っているもの はどれか。 次の 1 ~ 5 の中から選べ。

1. 準天頂衛星は,日本において高仰角に位置する時間が長い。このため,準天頂衛星は,衛星 測位の利用可能なエリアや時間帯を広げる効果がある。
2. 準天頂衛星は,約 24 時間ごとにほぼ同じ配置を取る。
3. 準天頂衛星は,少なくとも 1 機の衛星が天頂方向に見えるため,他の衛星と組み合わせて良 好な衛星配置を維持しやすくなり,測量精度の向上が期待できる。
4. 準天頂衛星には,地表に投影すると数字の 8 の字のような軌跡を描く衛星と,ほぼ同じ位置 に留まって見える衛星がある。
5. 公共測量において,スタティック法による 10km 以上の観測を行う場合,観測に必要な衛星 数は GPS 衛星と準天頂衛星を合わせて最小で 4 衛星である。
📑 元問題ページ元問題
💡 解説

準天頂衛星システム(QZSS、愛称「みちびき」)に関する正誤判定。日本の上空を長時間カバーする補完衛星システムである。

1. 正しい。日本上空で高仰角に長時間滞在する軌道設計のため、都市部・山間部の遮蔽影響を受けにくく、測位可能エリア・時間帯が拡大される。
2. 正しい。準天頂衛星の軌道周期は地球自転とほぼ同期(約 24 時間)しており、毎日ほぼ同じ時刻に同じ位置関係になる。
3. 正しい。常時 1 機以上が天頂方向に位置するため、他衛星と組み合わせることで衛星配置(DOP)が安定し、測位精度が向上する。
4. 正しい。準天頂衛星には地上から見て8 の字軌跡を描く準天頂軌道機と、赤道上空に固定された静止軌道機がある。
5. 誤り。

スタティック法で基線長 10 km 以上を観測する場合は 5 衛星以上(GPS + 準天頂のみ)または 6 衛星以上(GLONASS 併用時)が必要(作業規程の準則)。「4 衛星」が成立するのは 10 km 未満のとき。

誤りは5のみ。選択肢 5。「短基線=4衛星/長基線=5(+GLONASSで6)」と覚える。
💡 スタティック10km以上→5衛星(GPS+QZS)、6衛星(+GLONASS)。10km未満は4衛星でOK。
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出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)