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測量士試験 令和7年 午前 第6問
〔法規・条約〕の解説・解答

📅 2025年5月18日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第6問 ⚖️ 法規・条約
📋 問題文

次の 1 ~ 5 の文は,測量法 (昭和 24 年 法律第 188 号) における測量の基準について述べた ものである。明らかに間違っているものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。

1. 位置は,地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表示する。ただし,場合により,直角座 標及び平均海面からの高さ,極座標及び平均海面からの高さ又は地心直交座標で表示するこ とができる。
2. 面積は,ジオイド上の値で表示する。
3. 回転楕円体は,その中心が地球の重心と一致し,その短軸が地球の自転軸と一致するもので ある。
4. 地理学的経緯度は,世界測地系に従って測定しなければならない。
5. 測量の原点は,日本経緯度原点及び日本水準原点とする。ただし,離島の測量その他特別の 事情がある場合において,国土地理院の長の承認を得たときは,この限りではない。
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💡 解説

測量法第11条が定める「測量の基準」に関する正誤判定。位置・面積・原点の表現方法を区別する。

1. 正しい。位置は原則として地理学的経緯度+平均海面からの高さで表し、用途に応じて直角座標・極座標・地心直交座標も使用可能(第11条1項)。
2. 誤り。

面積は回転楕円体表面上の値で表す(第11条2項)。ジオイドは「高さ(標高)」の基準面であり、面積基準にはならない。ジオイド=高さ/楕円体=距離・面積、と棲み分けて記憶する。

3. 正しい。世界測地系で採用する回転楕円体は、地球重心と中心が一致し、短軸が自転軸と一致する条件を満たす(第11条3項)。
4. 正しい。日本では平成14年の改正以降、地理学的経緯度は世界測地系に基づき決定される(第11条2項)。
5. 正しい。原点は日本経緯度原点・日本水準原点が基本だが、離島など特殊事情がある場合は国土地理院長承認のもと別途設定可能(第11条1項ただし書)。
誤りは2のみ。選択肢 2。「面積=楕円体面上」「高さ=ジオイド」が判定の鍵。
💡 高さ(標高)の基準=ジオイド(平均海面)。面積の基準=楕円体面。この違いを覚える!
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出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)