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測量士試験 令和7年 午前 第23問
〔地図編集〕の解説・解答

📅 2025年5月18日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第23問 🗾 地図編集
📋 問題文

次の 1 ~ 5 の文は,防災分野における GIS 及び地理空間情報の活用方法について述べたもの である。明らかに間違っているものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。

1. GIS を用いると浸水シミュレーションの結果や発災後の被害分布を可視化することができる ので,防災計画や復興計画検討の一助となる。
2. 道路のネットワークデータを用いて, GIS のネットワーク解析で最短経路探索を行うことに より,避難経路の検討に活用できる。
3. 河川が氾濫した場合,数値標高モデル(以下「DEM」という。)と写真などから判断した浸水 箇所の位置情報を利用して,おおよその浸水域を推定し,地図上に表現できる。
4. 山林で発生した斜面崩壊の土砂量は,発災前の数値表層モデル(DSM)の高さ情報と発災直後 に行った航空レーザ測量で作成した DEM との差分に崩壊範囲の面積を乗じて正確に求めるこ とができる。
5. 地震による地盤の隆起によって海部が新たに陸地となった場合,隆起前の海岸線データと隆起 後に取得した海岸線データを利用することで,陸化した範囲の面積を算出できる。
📑 元問題ページ元問題
💡 解説

数値地形モデル(DEM・DTM・DSM)の概念と活用に関する正誤判定。

1. 正しい。DEM(数値標高モデル)は格子状に標高値を持つデータで、地形解析の基礎となる。
2. 正しい。DTM(地表面のみ)と DSM(地物含む全表面)の差から、樹木や建物の高さを算出できる。
3. 正しい。傾斜・斜面方位・凹凸度などの地形指標は、DEM から自動計算できる。
4. 誤り。

DEM の格子間隔(解像度)が小さいほど、表現できる地形の詳細さが向上する。問題文の「格子間隔が大きい方が詳細」は逆。例:5m メッシュ > 10m メッシュ の詳細度。

5. 正しい。航空レーザ測量で取得した点群からフィルタリング処理を行って DEM を作成するのが一般的。
誤りは4。選択肢 4。「格子間隔は小さい方が詳細」と覚える。
💡 DSM=地表+建物+樹木。DEM=地表のみ(樹木・建物を除去済)。土砂量計算: 発災前後のDEM差分。
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測量士試験 過去問解説(無料)/ 本ページは独学者向けの解説です
出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)