人工衛星によるリモートセンシングの基本原理に関する正誤判定。各選択肢の技術的説明を確認する。
1. 正しい。近赤外帯では植物の葉緑体・細胞構造により反射率が可視光より高くなる。これを利用して植生指標(NDVI など)が計算される。
2. 正しい。マイクロ波は光学センサより波長が長く、雲粒のサイズより十分大きいため雲を透過しやすい。気象に左右されない観測が可能。
3. 誤り。
合成開口レーダ(SAR)は、自らマイクロ波を発射し、その反射を受信する「能動型(アクティブ)センサ」。問題文の「観測対象物が自ら放射する電磁波を受信する受動型センサ」は受動型(パッシブ)センサ(熱赤外センサ等)の説明であり、SAR と取り違えている。これが誤り。
4. 正しい。プッシュブルーム方式は、進行方向に直交する一列のラインセンサで衛星進行と同期して走査する。スキャンライン(1 列)ごとに 1 つの投影中心を持つ。
5. 正しい。地上分解能 50 cm 以下(例えば WorldView シリーズなど)の衛星が商用運用されており、近年は 30 cm 級も登場している。
誤りは 3。選択肢 3。「SAR = アクティブ/自発電磁波受信 = パッシブ」と区別する。
💡 能動型: SAR・LiDAR(自ら発射する)。受動型: 光学センサ・熱赤外(受信のみ)。SARは能動型!