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測量士試験 令和7年 午前 第18問
〔写真測量〕の解説・解答

📅 2025年5月18日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第18問 📷 写真測量
📋 問題文

次の 1 ~ 5 の文は,人工衛星からのリモートセンシングについて述べたものである。 明らか に間違っているものはどれか。 次の 1 ~ 5 の中から選べ。

1. 近赤外線は,可視光に比べ,植物からの反射率が高い。
2. マイクロ波センサは光学センサに比べ波長の長い電磁波を観測し,雲の影響を受けにくい。
3. 合成開口レーダ (SAR) は,観測対象物が自ら放射する電磁波を受信して,その性質を調べる 受動型センサである。
4. プッシュブルーム走査方式の光学ラインセンサを搭載した人工衛星により,面的に連続した衛 星画像を得たとき,その投影中心はスキャンラインごとに 1 点となる。
5. 現在,地上における空間分解能が 50 cm よりも細かい画像を取得できる,光学センサを搭載 した人工衛星が実用化されている。
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💡 解説

人工衛星によるリモートセンシングの基本原理に関する正誤判定。各選択肢の技術的説明を確認する。

1. 正しい。近赤外帯では植物の葉緑体・細胞構造により反射率が可視光より高くなる。これを利用して植生指標(NDVI など)が計算される。
2. 正しい。マイクロ波は光学センサより波長が長く、雲粒のサイズより十分大きいため雲を透過しやすい。気象に左右されない観測が可能。
3. 誤り。

合成開口レーダ(SAR)は、自らマイクロ波を発射し、その反射を受信する「能動型(アクティブ)センサ」。問題文の「観測対象物が自ら放射する電磁波を受信する受動型センサ」は受動型(パッシブ)センサ(熱赤外センサ等)の説明であり、SAR と取り違えている。これが誤り。

4. 正しい。プッシュブルーム方式は、進行方向に直交する一列のラインセンサで衛星進行と同期して走査する。スキャンライン(1 列)ごとに 1 つの投影中心を持つ。
5. 正しい。地上分解能 50 cm 以下(例えば WorldView シリーズなど)の衛星が商用運用されており、近年は 30 cm 級も登場している。
誤りは 3。選択肢 3。「SAR = アクティブ/自発電磁波受信 = パッシブ」と区別する。
💡 能動型: SAR・LiDAR(自ら発射する)。受動型: 光学センサ・熱赤外(受信のみ)。SARは能動型!
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測量士試験 過去問解説(無料)/ 本ページは独学者向けの解説です
出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)