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測量士試験 令和6年 午前 第9問
〔基準点測量〕の解説・解答

📅 2024年5月19日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第9問 📍 基準点測量
📋 問題文

次の 1~5 の文は,公共測量における GNSS 測量機を用いた 1~4 級基準点測量について述べた ものである。 明らかに間違っているものはどれか。 次の 1~5 の中から選べ。

1. 1 級基準点測量, 2 級基準点測量及び 3 級基準点測量においては,既知点を電子基準点のみ とすることができる。
2. スタティック法による観測距離 10km 以上の観測で GPS 準天頂衛星及び GLONASS 衛星を用い る場合は,使用衛星数を 6 衛星以上とする。
3. ネットワーク型 RTK 法では,位置情報サービス事業者で算出された補正データ等又は面補正 パラメータを,携帯電話等の通信回線を介して移動局で受信すると同時に,移動局で GNSS 衛 星からの信号を受信し, 移動局側において即時に解析処理を行って位置を求める。この解析 処理は,観測終了後に後処理により行ってもよい。
4. スタティック法及び短縮スタティック法におけるアンテナ高の測定は,標識上面から GNSS ア ンテナの位相中心までとする。
5. スタティック法及び短縮スタティック法による基線解析では,原則として PCV 補正を行う。
📑 元問題ページ元問題
💡 解説

GNSS 測量機を用いた 1〜4 級基準点測量に関する正誤判定。

1. 正しい。電子基準点のみを既知点とする 1〜3 級基準点測量では、既知点間距離の上限は設けられていないが、作業地域近傍の電子基準点を利用する。
2. 正しい。GPS・準天頂衛星 + GLONASS の組合せでは、GPS/QZS と GLONASS をそれぞれ 2 衛星以上ずつ使用する必要がある。
3. 正しい。後処理キネマティック解析では、観測終了後に位置情報サービスから補正データや面補正パラメータを取得して解析を行う。
4. 誤り。

アンテナ高は、標識上面から GNSS アンテナ底面までの距離を垂直に測定する。問題文の測定方法・基準点が誤っている。アンテナ位相中心ではなく底面までを測るのが規定。

5. 正しい。PCV 補正(アンテナ位相特性補正)は、異なる機種のアンテナを混在使用する場合に必要となる。
誤りは 4。選択肢 4。「アンテナ高=標識上面〜アンテナ底面の垂直距離」と覚える。
💡 アンテナ高の終点=アンテナ「底面」(上面ではない)。電気的位相中心が底面近くにあるため。
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出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)