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測量士試験 令和6年 午前 第6問
〔法規・条約〕の解説・解答

📅 2024年5月19日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第6問 ⚖️ 法規・条約
📋 問題文

次の 1~5 の文は,測量法(昭和 24 年法律第 188 号)における測量の基準について述べたものであ る。 明らかに間違っているものはどれか。次の 1~5 の中から選べ。

1. 基本測量及び公共測量において,距離及び面積は,測量法で規定する回転楕円体の表面上の値 で表示する。
2. 日本経緯度原点及び日本水準原点の原点数値は,測量法施行令(昭和 24 年政令第 322 号)で 定められており,過去に改正されたことがある。
3. 基本測量及び公共測量において,位置は,地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表示する。 ただし,場合により,直角座標及び平均海面からの高さ,極座標及び平均海面からの高さ又は 地心直交座標で表示することができる。
4. 地理学的経緯度は,世界測地系に従って測定しなければならない。
5. 基本測量の測量成果は,国際地球基準座標系(ITRF)が更新されると,直ちに修正されなければ ならない。
📑 元問題ページ元問題
💡 解説

測量法 第11条(測量の基準)等に関する正誤判定。日本の測地基準系の運用と更新の仕組みを理解しているかが問われる。

1. 正しい(第11条2)。距離・面積は回転楕円体の表面上の値で表示する。
2. 正しい(第11条3, 4)。日本経緯度原点は1918年制定、世界測地系採用に伴う 2001年改正、東日本大震災に伴う 2011年改正の経緯がある。水準原点も関東大震災(1928年)・東日本大震災(2011年)で改正されている。
3. 正しい(第11条1)。位置は地理学的経緯度+平均海面からの高さで表す。
4. 正しい(第11条4-2)。地理学的経緯度は世界測地系に基づき定める。
5. 誤り。

日本の測量成果は世界測地系に従うが、ITRF の更新に即座に追随することはない。ITRF は数年ごとに更新されるが、日本の成果は法定の手続きを経て定期的に改正される。なお、令和7年(2025年)4月1日に基準点・水準点の成果が「測地成果2024(JGD2024)」へ改正される予定。

誤りは 5。選択肢 5。「ITRF更新≠成果即時更新(定期改正)」が要点。
💡 R07-Q2のeと同じ論点。ITRF更新≠日本測地成果の自動更新。毎年出題されるポイント!
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出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)