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測量士試験 令和6年 午前 第24問
〔地図編集・GIS〕の解説・解答

📅 2024年5月19日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第24問 🗾 地図編集・GIS
📋 問題文

次の 1 〜 5 の文は、国土地理院がインターネットで提供している地図「地理院地図」をはじめとするウェブブラウザ上でシームレスに移動・拡大・縮小できる二次元の地図(以下「ウェブ地図」という。)について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の 1 〜 5 の中から選べ。

1. 地理院地図では、地図画像をタイル状に分割して配信している。個々のタイル画像は、メルカトル投影の数式を使用した上で、正方形になるよう変換されている。なお、極域の一部地域は配信対象から除外されている。
2. ウェブ地図では、現在、地図表示のリクエストがある度に、その範囲のデータをサーバ側で切り抜いて配信する方式が多く採用されている。
3. 地理院地図では、地球を回転楕円体ではなく、地球の長半径を半径とした真球で投影する図法が採用されている。
4. ウェブ地図のタイルとして配信されるデータには、ラスタ形式とベクタ形式のものがある。
5. メルカトル投影法を用いて作成されたウェブ地図では、画面の解像度やウェブブラウザの拡大率及びズームレベルを変えない場合、同一の距離を表すスケールバーの画面上の長さは高緯度ほど長くなる。
📄 原典の問題ページ(画像)
元問題
💡 解説

地理院地図をはじめとするウェブ地図の配信・投影法に関する正誤判定。

1. 正しい。地理タイルはメルカトル投影で正方形に分割した画像で配信。除外される極域は北緯・南緯約 85°以上。
2. 誤り。

現代のウェブ地図配信は、XYZ 方式(あらかじめタイル分割したデータを配信)が主流。問題文の WMS 方式(リクエスト毎にサーバで切り抜く)は表示速度が遅いため、過去には主流だったものの現在は XYZ 方式に置き換わっている。

3. 正しい。地理院地図は Web メルカトル図法を採用。地球を真球と仮定して正方形に表現し、コンピュータ処理に適した特性を持つ。
4. 正しい。Shape 形式(ベクタ)と TIFF 形式(ラスタ)の両方で配信されている。
5. 正しい。メルカトル図法は高緯度ほど引き伸ばされる性質があるため、緯度が高くなるほど画面上の表示が拡大される。
誤りは 2。選択肢 2。「ウェブ地図=XYZ 方式が主流」と覚える。
💡 現在のウェブ地図はXYZ 方式(タイルを事前に作って配信)が主流。リクエストごとに切り出す WMS 方式は旧来の方式。地理院地図はWeb メルカトルで地球を真球として扱う。

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出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)
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