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測量士試験 令和5年 午前 第10問
〔基準点測量〕の解説・解答

📅 2023年5月21日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第10問 📍 基準点測量
📋 問題文

公共測量におけるGNSS測量機を用いた基準点測量を既知点A及び新点Bにおいて行い、既知点Aから新点Bまでの基準面上の距離10,000.00m、新点Bの楕円体高72.50mを得た。新点Bの標高は幾らか。また、既知点Aから新点Bの方向におけるジオイド面の楕円体面に対する1,000.00m当たりの傾斜量は幾らか。最も近い数値の組合せを次の中から選べ。既知点Aの標高は34.00m、楕円体高は68.50m、新点Bのジオイド高は34.60m、ジオイド面は楕円体面に対して一様に傾斜しているものとする。

1. 新点 B の標高=34.50 m / 1,000.00 m 当たりのジオイド面の傾斜量=−0.01 m
2. 新点 B の標高=37.90 m / 1,000.00 m 当たりのジオイド面の傾斜量=−0.01 m
3. 新点 B の標高=37.90 m / 1,000.00 m 当たりのジオイド面の傾斜量=+0.01 m
4. 新点 B の標高=37.90 m / 1,000.00 m 当たりのジオイド面の傾斜量=+0.03 m
5. 新点 B の標高=38.50 m / 1,000.00 m 当たりのジオイド面の傾斜量=+0.03 m
📄 原典の問題ページ(画像)
元問題
💡 解説

GNSS で得た楕円体高から、新点 B の標高とジオイド面の傾斜量を求める計算問題。基本関係式:楕円体高 = 標高 + ジオイド高

① 既知点 A のジオイド高を求める

N_A = 楕円体高 − 標高 = 68.50 − 34.00 = 34.50 m

② 新点 B の標高を求める

新点 B のジオイド高 N_B = 34.60 m、楕円体高 H_B = 72.50 m

h_B = H_B − N_B = 72.50 − 34.60 = 37.90 m

これは A の標高 34.00 m と楕円体高差を取った値(h_A + (H_B − H_A) = 34 + 4 = 38 m)とほぼ一致するが、ジオイド傾斜を考慮するため細かい数値で計算する。

③ ジオイド傾斜量(1,000 m あたり)

A〜B 間の距離 = 10,000 m、ジオイド高の差 ΔN = N_B − N_A = 34.60 − 34.50 = +0.10 m

1,000 m あたりの傾斜量 = 0.10 / 10 = +0.01 m
④ 選択肢と照合

標高約 38 m+傾斜量 +0.01 m の組合せ → 選択肢 3

よって 選択肢 3
💡 標高 = 楕円体高 − ジオイド高。既知点で N を出し、傾斜量 × 距離で新点の N を求めてから引く。傾斜量は「ジオイド高の差 ÷ 距離」で逆算できる。

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出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)
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