← 測量士 過去問解説トップ

測量士試験 令和4年 午前 第9問
〔基準点測量〕の解説・解答

📅 2022年5月22日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第9問 🎯 基準点測量
📋 問題文

GNSS衛星及び公共測量におけるGNSS測量機を用いた基準点測量について、明らかに間違っているものはどれか。

a. 準天頂衛星はGPS衛星と同等の衛星として扱うことができる
b. 異なる衛星測位システムを組み合わせることで、測量できる場所や時間帯を拡大できる
c. 準天頂衛星の測位信号は日本以外でも東南アジア、オセアニア地域で受信可能
d. GLONASS衛星の軌道傾斜角はGPS衛星よりも大きい
e. GPS衛星2機、準天頂衛星2機及びGLONASS衛星1機の組合せでスタティック法による10km以上の観測ができる
📑 元問題ページ元問題
💡 解説

GNSS 衛星と準天頂衛星の特性・運用に関する正誤判定。

1. 正しい。準天頂衛星は GPS 衛星と同等の信号を送信し、GPS と統合運用できる。作業規程の準則では「GPS・準天頂衛星」と一括表記。
2. 正しい。異なる衛星測位システムを組み合わせて使用することで、観測可能な場所・時間帯が拡大される。
3. 正しい。準天頂衛星の軌道は南北非対称の 8 の字を描き、日本上空のほか東南アジア・オセアニア地域でも受信可能。
4. 正しい。GLONASS の軌道傾斜角(約 64.8°)は GPS(約 55°)より大きく、高緯度地域での観測条件が良い。
5. 誤り。

スタティック法で 10 km 以上の観測を行う場合、GPS・準天頂・GLONASS 衛星を組み合わせて使用するなら 6 衛星以上必要(作業規程の準則 第37条)。問題文の「GPS 2機+準天頂 2機+GLONASS 1機=5機」では基準を満たさない。

誤りは 5。選択肢 5。「10km以上+GLONASS併用=6衛星以上」が要点。
💡 正解: 5 — GNSS基準点測量
▼ 令和4年の全28問一覧へ戻る
測量士試験 過去問解説(無料)/ 本ページは独学者向けの解説です
出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)