点Pは、楕円体面上の点AからBまでの最短経路(測地線)をt=0からt=100秒にかけて等速で移動する。表2に示す座標から、時刻tと地心直交座標(X,Y,Z)の関係を表すグラフとして最も適当なものを選べ。(点Aは北緯0°・東経135°、点Bは北緯60°・東経135°)

地心直交座標系で、楕円体面上の点 A から点 B へ等速移動する点 P の X・Y・Z 座標の時間変化を判定する問題。
・X軸:経度 0°(本初子午線)と赤道の交点方向が正
・Y軸:東経 90°の子午線と赤道の交点方向が正
・Z軸:地球自転軸方向(北)が正
・A:緯度 0°、東経 135°(赤道上) ・B:緯度 60°、東経 135°(北側)
赤道(緯度 0°)→ 北緯 60° へ動くため、Z 座標は 0 から正の値へ単調増加。Z = 0 のグラフから上向きに伸びる選択肢に絞る。
X 軸が正となる範囲は経度 −90°〜+90°。東経 135°はこの範囲外のため、X 座標は常に負。北緯 90°で X = 0 になるため、緯度上昇に伴い負の値→0 に近づく(絶対値が減少)。
東経 135°は東経 90°(最大値)から離れた位置。北極に近づくにつれ Y の絶対値も減少。
JPGISについて述べた文の空欄ア~オに入る語句の組合せとして最も適当なものを選ぶ問題。JPGISとは、地理情報に関する国際規格(ISO規格)及び日本産業規格の中から、地理空間情報の概念【ア】を記述し符号化するために必要となる基本的な【イ】を抽出し、【ウ】したものであり、測量計画機関は測量成果の種類等を示すため、JPGISに準拠して【エ】で定義された地理空間データが満たすべき品質水準と、その品質水準を検証するための方法を示す【オ】を定めなければならない。

地理情報標準プロファイル(JPGIS)の定義・構成要素を当てはめる穴埋め問題。
JPGIS は地理空間情報の概念スキーマを記述・符号化する標準。応用スキーマ・空間スキーマ・時間スキーマ等のデータ構造を扱う。
ISO 19100 シリーズ・JIS X 7100 シリーズから抽出された実利用に必要な基本的要素を整理した標準。
抽出された要素を分かりやすく体系化したものが JPGIS。データの互換性・品質確保のための共通基盤。
地球上の位置と直接的または間接的に関連付けられたオブジェクトまたは現象に関する情報処理技術の実用標準。
測量計画機関が公共測量を実施する際は、得ようとする成果の種類・内容・構造・品質を示すため 製品仕様書を JPGIS に準拠して作成する必要がある(省略不可)。
三次元直交座標系において、ある点(x, y, z)をz軸のまわりにεzだけ回転させたときの変換式4を参考に、x軸まわりにεxだけ回転させたときの変換行列Rxと、y軸まわりにεyだけ回転させたときの変換行列Ryを表す式の組合せとして最も適当なものを選べ。

三次元直交座標の回転行列(座標変換)に関する計算問題。z 軸まわりの回転式が与えられ、x 軸まわり (R_x) と y 軸まわり (R_y) の回転行列を求める。
各軸まわりの回転では、その軸の成分は不変なため、対角の対応位置に「1」が入る:
・x 軸まわり (R_x) → 左上に 1(x 不変)
・y 軸まわり (R_y) → 真ん中に 1(y 不変)
・z 軸まわり → 右下に 1(z 不変/問題の式)
右手系の正回転(反時計回り)では、sin に付くマイナスの位置が決まる:
・R_x = [[1, 0, 0], [0, cos ε_x, sin ε_x], [0, −sin ε_x, cos ε_x]]
・R_y = [[cos ε_y, 0, −sin ε_y], [0, 1, 0], [sin ε_y, 0, cos ε_y]]
「軸成分=1、対角要素=cos、他の 2 行 2 列に sin(うち 1 つは負)」のパターンに合致する組合せが 選択肢 4。
100点満点の試験で、受験者の得点が平均60点、標準偏差10点の正規分布に従う。1,000人が受験し、上位3%が合格する場合、最低合格点は何点か。

正規分布する集団のうち上位 3% に入る最低点を求める計算問題。1,000 人受験、平均 μ = 60、標準偏差 σ = 10。
標準正規分布の上側確率 Q(u) = 0.03 となる u の値を表 5 で検索する:
標準化の式:z = (x − μ) / σ を x について解くと:
78.8 点に最も近いのは 選択肢 2(79 点)。
次のa~eの文は,我が国における測量の基準について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。

測量の基準(測量法 第11条)に関する正誤判定。
基本測量・公共測量での位置は、地理学的経緯度+平均海面からの高さで表示する。問題文の「楕円体高」は誤り。標高(平均海面基準)と楕円体高は別の高さの概念。
東日本大震災(2011年)に伴い経緯度原点・水準原点の数値は改正されたが、電子基準点の成果改定は東日本地域のみ。北海道や西日本では従来の「測地成果2000」を継続使用している。問題文の「日本全国」は誤り。
公共測量におけるトータルステーション(TS)を用いた基準点測量の精度管理について、明らかに間違っているものを選択せよ。

TS(トータルステーション)を用いた基準点測量の精度管理に関する正誤判定(根拠はいずれも作業規程の準則)。
偏心点を設ける場合、偏心距離は測点間距離の 6 分の 1 以下(e ≤ S/6)を標準とする。問題文の「5 分の 1 以下」は誤り。
基準点A,B間の距離を測定する際、障害物があったため偏心点A1,B1で観測を実施。与えられた観測値から基準点A,B間の基準面上の距離Sを求めよ。(S1=1,000.000m、e1=20.000m、α1=300°00'00"、e2=50.000m、α2=315°00'00")

基準点 A・B 間の距離測定で、両端に偏心点 A1・B1 を設置して観測した結果から、A〜B 間の基準面上の距離 S を求める「相互偏心計算」問題。
・S₁ = 1,000.000 m(A1〜B1 の距離、観測値) ・e₁ = 20.000 m(A→A1) ・α₁ = 300°00'00"
・e₂ = 50.000 m(B→B1) ・α₂ = 315°00'00"
X 成分 = S₁ − e₁·cos α₁ − e₂·cos α₂
Y 成分 = e₁·sin α₁ + e₂·sin α₂
X = 1000.000 − 20 × cos 300° − 50 × cos 315°
= 1000.000 − 20 × 0.5 − 50 × 0.70711
= 1000 − 10 − 35.356 = 954.644
Y = 20 × sin 300° + 50 × sin 315°
= 20 × (−0.86603) + 50 × (−0.70711)
= −17.321 − 35.356 = −52.676
GNSS衛星及び公共測量におけるGNSS測量機を用いた基準点測量について、明らかに間違っているものはどれか。

GNSS 衛星と準天頂衛星の特性・運用に関する正誤判定。
スタティック法で 10 km 以上の観測を行う場合、GPS・準天頂・GLONASS 衛星を組み合わせて使用するなら 6 衛星以上必要(作業規程の準則 第37条)。問題文の「GPS 2機+準天頂 2機+GLONASS 1機=5機」では基準を満たさない。
既知点Aおよび新点Bにおいて公共測量におけるGNSS測量による基準点測量を実施。既知点Aから新点Bまでの距離8,000.00m、新点Bの楕円体高51.67mが得られた。新点Bの標高を求めよ。既知点Aの標高は328.77m、楕円体高は366.79m。ジオイドは楕円体面に対し既知点Aから新点B方向へ距離1,000.00m当たり-0.04mの一様な傾斜。距離は楕円体面上の距離とする。

GNSS 観測値(楕円体高)から、ジオイドの傾斜を考慮して新点 B の標高を求める計算問題。
A の楕円体高 H_A = 366.79 m、標高 h_A = 328.77 m から:
1,000 m あたり −0.04 m の傾斜(A→B 方向に下がる)。AB 間距離 8,000 m なので:
→ B 点のジオイド高:N_B = N_A + ΔN = 38.02 − 0.32 = 37.70 m
B の楕円体高 H_B = 51.67 m を使い:
「GNSS測量機による水準測量について述べた文のうち、明らかに間違っているものだけの組合せはどれか」

GNSS 水準測量に関する正誤判定。
GNSS 水準測量は3 級水準測量に相当し、設置できるのは3 級水準点のみ(作業規程の準則 第47条 3 項・第74条 2 項)。問題文の「2 級水準点も設置できる」は誤り。
既知点として使用できるのは「標高区分が「水準測量による」に該当する電子基準点」のみ。すべての電子基準点が使えるわけではない。標高区分は「水準測量による」と「GNSS測量による」「概略」などの区分がある。
公共測量における1級水準測量の観測について、ア~エに入る語句の組合せとして最も適当なものを選べ。

1 級水準測量の観測方法に関する穴埋め問題(作業規程の準則 第64条)。
1 級水準測量におけるレベルと標尺との距離は、最大50 mを標準とする(2 級水準測量では 60 m)。問題文は 1 級なので 50 m。
1 級水準測量における標尺目盛の読定単位は 0.1 mmを標準とする(2 級以下は 1 mm)。電子レベルでの読取精度の規定。
三脚の沈下による誤差を相殺するため、時間対称となる順序 後視 → 前視 → 前視 → 後視で読み取る(電子レベルの 1 視準 1 読定で)。2 級は「後視 → 後視 → 前視 → 前視」と異なる。
1 級水準測量では、標尺の下方 20 cm 以下を読定しない(第64条 2 項七)。地表面付近の大気屈折(レフラクション)誤差を避けるため。
水準点A~Dにおいて6路線で水準測量を実施し、表示された観測高低差から環閉合差を点検する問題。許容範囲は「5mm√S」(S=観測距離km)。再測すべき路線を選択せよ。

水準環の閉合差を計算し、許容範囲を超えた環の共通路線を再測対象として特定する問題。許容範囲 = 5 mm √S。
・外周((1)+(2)+(3) S=18+32+48=98 km):5√98 ≒ 49 mm
・右上環((3)+(5)+(4) S=48+12+9=69 km):5√69 ≒ 42 mm
・下環((2)+(6)+(5) S=32+16+12=60 km):5√60 ≒ 39 mm
・左上環((1)+(4)+(6) S=18+9+16=43 km):5√43 ≒ 33 mm
・外周環:−(3)−(2)−(1) = −23.984 + 38.341 − 14.393 = −36 mm(許容内)
・右上環:−(3)−(5)−(4) = −23.984 + 31.158 − 7.185 = −11 mm(許容内)
・下環:−(2)−(6)+(5) = +38.341 − 7.270 − 31.158 = −87 mm(許容超過)
・左上環:−(1)+(4)+(6) = −14.393 + 7.185 + 7.270 = +62 mm(許容超過)
許容超過は「下環」と「左上環」。これらに共通する路線を見ると 路線 (6)。他の路線(1, 2, 4, 5)は許容内の環にも含まれるため、異常がないと判定できる。
GNSS測量機を用いた現地測量について、明らかに間違っているものはどれか。

GNSS 測量機を用いた現地測量(TS 点設置等)に関する正誤判定。
キネマティック法・RTK 法による地形・地物等の測定は 1 セット行い、セット内の観測回数は FIX 解を得てから 10 エポック以上を標準とする。問題文の「5 エポック以上」は誤り。
公共測量における地上レーザスキャナを用いた地形測量について、明らかに間違っているものはどれか。

公共測量における地上レーザスキャナを用いた測量に関する正誤判定。
地上レーザスキャナの観測方向は、地形の低い方から高い方への向き(仰角方向)を原則とする(第144条 2 項)。高い方から低い方への観測は、レーザのスポット長径が大きくなり点群間隔が広がるため精度低下を招く。問題文では方向の取り方が逆になっており誤り。
トータルステーション(TS)を用いた高低差測定における標準偏差の計算問題。高低差Z=D·sinθの式から、斜距離D=100m、高低角θ=30°のとき、空欄ア~オに適切な数値を選択せよ。距離測定精度は(5+5×10⁻⁶D)mm、角度測定精度は5"。

TS による高低差 Z = D · sin θ の標準偏差 σ_Z を、誤差伝播の法則で求める計算問題。式 16-2 の各空欄を順に求める。
f(D, θ) = D × sin θ → ∂f/∂D = sin θ
θ₀ = 30° を代入:sin 30° = 0.5
距離測定精度 σ_D = 5 + 5×10⁻⁶ × D(mm)。D₀ = 100,000 mm を代入:
∂f/∂θ = D × cos θ。D₀ = 100,000 mm、θ₀ = 30° を代入:
角度測定精度 σ_θ = 5"。1 rad = 2×10⁵ 秒なので:
σ_Z² = (0.5)² × (5.5)² + (86,603)² × (0.000025)²
= 0.25 × 30.25 + 7,500,079,609 × 6.25×10⁻¹⁰
= 7.5625 + 4.6875 ≒ 12.25
公共測量におけるUAV写真測量について、以下の文のア~ウに入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。

UAV 写真測量の撮影計画・標定点配置に関する穴埋め問題(作業規程の準則 第228条等)。
UAV の対地高度の算出式は次の通り:
レンズの中心から像を結ぶ地点までの距離(焦点距離)が写真の縮尺を決める。撮影縮尺や基線長は撮影計画の結果値であり、カメラ固有のパラメータではない。
複数コースの撮影では、水平位置の標定点をブロックの四隅に必ず配置する。両端のコースは 6 ステレオモデルに 1 点、内部は 3 コースごとの両端ステレオモデルに 1 点、ブロック内は 30 ステレオモデルに 1 点が標準(第221条)。四隅で全体を抑え込むのが基本。
タイポイントは 1 モデルごとに等間隔かつ直線状にならないようジグザグに配置する(第235条 4 項)。直線配置だとバンドル調整時の整合が不安定になるため、ジグザグで配置して堅牢性を確保。パスポイントは同一コース内、タイポイントはコース間の接続点。
公共測量における写真地図の作成について述べた5つの文a~eのうち、「明らかに間違っているものだけの組合せ」を選ぶ問題。

写真地図(オルソ画像)の作成に関する正誤判定。
地図情報レベル 2500 の写真地図には、撮影縮尺 1/10,000〜1/12,500、グリッド間隔 25 m 以内、標高点標準偏差 1.0 m 以内が必要。問題文の「撮影縮尺 1/30,000、グリッド 50 m、標高偏差 5 m」では精度不足。
「モザイク」とは、隣接する正射投影画像をデジタル処理で結合してモザイク画像を作成する作業(第408条)。問題文の「隣接する空中写真を結合し、モザイク画像を正射変換して正射投影画像を作成」は手順が逆。先にオルソ化してからモザイク化するのが正しい。
公共測量におけるデジタル航空カメラを鉛直下に向けた空中写真撮影を行うに当たり、標高が200mから600mまでの範囲にある土地を撮影範囲全体にわたって同一コース内の隣接空中写真間の重複度が最小で60%となるように計画した。撮影基準面の標高を200mとするとき、撮影基準面における同一コース内の隣接空中写真間の重複度は何%となるか。(使用カメラ仕様:画面距離9cm、画面14,000×11,000画素、素子寸法7μm、撮影基準面での地上画素寸法10cm)

撮影基準面(標高 200 m)におけるオーバーラップ率を求める計算問題。標高 600 m の地点で 60% の重複度になるよう計画。
地上画素寸法 = (H × 素子寸法) ÷ 画面距離 から逆算:
幅 = 画素数 × 地上画素寸法 = 11,000 × 0.10 = 1,100 m
相似比から:1,100 × (886 / 1,286) ≒ 758 m
重複部 = 758 × 0.60 ≒ 455 m、非重複部(撮影基線長)= 758 − 455 = 303 m
撮影基線長 303 m は両標高で同一。撮影基準面の重複長 = 1,100 − 303 = 797 m
次の文は,公共測量における三次元点群データの作成について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。

三次元点群データ作成(UAV 写真点群測量等)に関する正誤判定。
UAV 写真点群測量で、同一コース内の隣接写真との重複度は 80% 以上を標準とする(第521条 8 項)。問題文の「60% 以上」は誤り。なお、隣接コースの数値写真との重複度は 60% 以上。空中写真測量(60%/30%)とは数値が異なる。
図21は、国土地理院刊行の電子地形図25000の一部である。次のa~eの文は、この図に表現されている内容について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。

地形図の読図(電子地形図 25,000)に関する正誤判定。図上の縮尺・地図記号・等高線から数値を読み取って各記述を検証する。
竹田橋下を流れる河川は南から北へ流れる。地図上で水準点 18 m(竹田橋付近)と三角点 25 m(南側)の標高差を比較すると、川は標高の高い南側から低い北側へ流れる。問題文の「北から南へ」は逆。せき記号(下流側を実線、上流側を破線)からも流れの向きが判読可能。
図書館北西の病院(標高 15 m)から打吹山山頂(標高 204 m)までの傾斜角は 10°より小さい。標高差 189 m、水平距離 約 1,444 m(地図上 65 mm × 22.222 m/mm)から、tan θ = 189/1,444 ≒ 0.131。三角関数表で対応する角度は 7〜8°であり、10° より小さい。問題文の「10°より大きい」は誤り。
地図投影法についての5つの文(a~e)の中から、明らかに間違っているものだけの組合せを選ぶ問題。(正角図法と正積図法の同時満足性、心射図法、UTM図法の座標値の符号、地理院地図の投影法等に関する問題)

地図投影法(UTM 図法・ウェブ地図等)に関する正誤判定。
UTM 図法では、座標値に負の値が出ないように座標原点を N=0.000 km、E=500 km(北半球)に設定する。南半球では N=10,000 km、E=500 km。問題文の「Y 座標は正、X 座標は負」では負の値が現れてしまうため誤り。
地理院地図のタイル投影法は Web メルカトル図法(Google が開発した Web 地図標準)。国土地理院刊行の 1/25,000 地形図は UTM 図法。両者は別の図法であり、問題文の「同様に UTM」は誤り。
公共測量における地図情報レベル2500の等高線作成に関する穴埋め問題。航空レーザ測量で作成するDTMの格子間隔、格子間隔と地形断面図の詳細度の関係、標高値を区分ごとに彩色する図の名称、平地での色幅表現について4つの空欄を埋める問題。

数値地形モデル(DTM)の活用方法に関する穴埋め問題。
地図情報レベル 2500 の等高線(計曲線間隔 10 m、主曲線 2 m)を作成するには、航空レーザ測量で取得した格子間隔2 mの DTM を用いる(作業規程の準則)。地図情報レベル 5000 なら格子間隔 5 m。
格子間隔が狭い(小さい)DTM ほど、より詳細な地形断面図を作成できる。標高データの密度が高くなるため。
標高値の範囲ごとに彩色した図は「段彩図」と呼ばれる(多色で標高分布を表現)。「陰影図」は白黒で立体感を表現する別の図。
同色で示す標高の幅を狭くすることで、わずかな標高差を細かく色分けでき、平地の微細な起伏を可視化できる。傾斜の急な山地では色幅を広く、平地では狭くするのがコツ。
地理空間情報活用推進基本法における基盤地図情報について述べたものの中で、明らかに間違っているものはどれか。

基盤地図情報に関する正誤判定(地理空間情報活用推進基本法)。
数値標高モデル(DEM)とジオイド・モデルを組み合わせても、数値表層モデル(DSM)は作成できない。DSM は建物・樹木を含む地表面の高さで、DEM(地表面のみ)にジオイドを足しても建物高は得られない。問題文の後半が誤り。
直線部分BP~BC、円曲線始点BC、円曲線終点EC、点Oを中心とする円曲線部分BC~EC及び直線部分EC~EPから構成される道路を計画。曲線中点SP付近に埋設物が発見されたため、交点IP、起点BP、終点EPの位置と交角Iは変更せず、新たに円曲線BC'~EC'に設計変更したい。設計変更前後の道路距離差の絶対値を求めよ。(円曲線半径R=100m、交角I=90°、直線部分距離=140m(両側)、π=3.142、SP'はSPから点O方向に40m移動)

道路設計変更による路線長の差を求める計算問題。単曲線(半径 R=100 m、交角 I=90°)を、SL を 40 m 大きくした新曲線に変更する。
半径 R = 100 m、交角 I = 90°。接線長 TL = R · tan(I/2) = 100 × tan 45° = 100 m
曲線長 CL = R · I [rad] = 100 × π/2 = 157.08 m
外割長 SL = R × (1/cos(I/2) − 1) = 100 × (1/cos 45° − 1) = 100 × (√2 − 1) ≒ 41.4 m
外割長を 40 m 増やす:SL' = 41.4 + 40 = 81.4 m
半径 R' を求める:R' = SL' / (1/cos 45° − 1) = 81.4 / 0.414 ≒ 196.6 m
変更前経路 = 2×TL + CL = 2×100 + 157.08 ≒ 437 m
変更後経路 = 2×TL' + CL' = 2×(BP〜BC') + R'×I [rad]
BP〜BC' = 240 − 196.6 = 43.4 m(BP〜IP距離 240 m から TL' を引く)
変更後経路 ≒ 43.4×2 + 196.6×π/2 = 86.8 + 308.7 ≒ 395.5 m
次のa~eの文は,公共測量における用地測量について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。

公共測量における用地測量に関する正誤判定。
境界点間の距離測定における較差の許容範囲は、20 m 未満で平地 10 mm・山地 20 mm、20 m 以上で平地 S/2,000・山地 S/1,000(S は距離 mm)。問題文の数値・条件設定では作業規程の準則と一致しない部分が含まれる。
境界点E、F、Gで区切られた甲乙の土地を、点P、Qを設置した直線PQで新たに区割りする場合、各土地の面積を変えずに点Qのx座標値を求める問題。条件として「AP = PD」(点PはAD上の中点)。座標値は別途提供される。

直線PQで土地を等面積に分割するときの、点Qのx座標を求める求積問題。
分割前後で甲側の面積が変わらない、という条件を座標法(倍面積の公式)で立式し、未知数である点Qの位置を逆算する。
条件「AP = PD」より、点Pは線分ADの中点。提供座標から点Pのy座標を AD の中点として確定する(y = 11,995 付近)。
点QはFG(BC)線上にあるため、x方向の増分を未知数 x として点Qの座標を表す。分割後の甲(多角形 …P・Q…)の倍面積を座標法 2S = Σ Xn(Yn+1 − Yn−1) で表し、分割前の甲の面積と等しいとおく。これを整理すると x ≒ 6.11 が得られる。
局所座標から元の座標系へ戻すと、点Qのx座標 = 13,090 + 6.11 = 13,096.11 m。
公共測量における河川測量について、ア~オに入る語句又は数値の組合せとして最も適当なものを選ぶ問題。

河川測量における各種測量項目(距離標設置・水準基標・縦断・横断・深浅・水準基標の設置間隔)に関する穴埋め問題。
河川測量は河川管理・流量計算・河床変動把握等を目的とし、以下の項目で構成される:
・距離標設置測量:河川河口または幹川合流点を起点として、河心に沿って 200 m 間隔で設置
・水準基標測量:水位標近接位置に 5〜20 km 間隔で設置(2 級水準測量)
・定期縦断測量:通常 3 級水準測量、山地等で 4 級または簡易水準測量
・定期横断測量:水際杭を境に陸部と水部に分け、陸部は路線測量規定、水部は深浅測量規定に準じる
・深浅測量:音響測深機で水底地形を測定
各空欄に当てはまる語句の組合せを、上記の標準値と照合して判定する。