図26に示すように,曲線半径 R = 350 m,交角 α = 90° で設置されている,点 O を中心とする円曲線からなる現在の道路(以下「現道路」という。)BC ~ EC を改良し,点 O′ を中心とする円曲線からなる新しい道路(以下「新道路」という。)を建設することになった。
新道路の交角 β = 60° としたとき,新道路 BC ~ EC′ の路線長は幾らか。最も近いものを次の 1 ~ 5 の中から選べ。
ただし,新道路の起点 BC 及び交点 IP の位置は,現道路と同じものとし,円周率 π = 3.14 とする。
なお,関数の値が必要な場合は,巻末の関数表を使用すること。

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解説
💡 BC と IP が共通なら接線長 TL=R·tan(I/2) が共通。R′=TL÷tan(β/2)、CL=R′×β(rad)。
BC と IP が現道路と同じなので、BC から IP までの距離(接線長 TL)は新旧で等しい。現道路から TL を求め、それを使って新道路の半径を出し、曲線長を計算する。
① 現道路の接線長
TL = R × tan(α/2)= 350 × tan 45° = 350 × 1.00000 = 350 m
② 新道路の曲線半径
新道路でも TL = 350 m なので、R′ = TL ÷ tan(β/2)= 350 ÷ tan 30° = 350 ÷ 0.57735 ≒ 606.22 m
③ 新道路の路線長(曲線長)
CL = R′ × β(ラジアン)= 606.22 × 3.14 × 60° ÷ 180° ≒ 606.22 × 1.0467 ≒ 634.5 m
新道路 BC ~ EC′ の路線長は約 634 m。よって 選択肢 4。
※ 選択肢 3 の 606 m は新道路の半径 R′ そのもの。最後に中心角(ここでは β = 60°)を掛けて弧の長さにするのを忘れない。