次の文は,ベクタデータの GIS による活用について述べたものである。[ア] ~ [ウ] に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
ベクタデータは,[ア] を持った点又は点列によって地形や地物を表現できる図形データであり,線分の長さや面積を求める幾何学的処理が容易である。
例えば,防災分野においては,ネットワーク化された [イ] データを利用し,自宅から最寄りの指定緊急避難場所までの最短ルートを表示することができる。他にも,浸水が想定される [ウ] と各市区町村の区域の面データを用いて,市区町村別の浸水想定面積を集計することができる。
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解説
💡 ベクタ=座標値で表す。最短経路は道路中心線のネットワーク、面積の集計は面データどうしの重ね合わせ。
ベクタデータの性質と、GIS の代表的な分析(経路探索・重ね合わせ)にどのデータを使うかを問う問題。
ア:座標値
ベクタデータは座標値を持つ点と、点を結んだ線・面で地物を表す。画素ごとの値(画素値)で表すのはラスタデータ。
イ:道路中心線
最短ルートの探索には、道路のつながり(交差点を結節点とするネットワーク)を持つ道路中心線のデータを使う。道路縁は道の両側の境界線で、道路網のつながりを辿る経路探索には使いにくい。
ウ:範囲の面データ
浸水が想定される範囲の面データと市区町村の区域の面データを重ね合わせれば、市区町村ごとに浸水想定区域を切り分けて面積を集計できる。建物の点データには広がり(面積)がないので、面積は求められない。
ア 座標値、イ 道路中心線、ウ 範囲の面データ。よって 選択肢 1。