測量士・測量士補 過去問ドリル

測量士補試験 令和5年度 第20問〔写真測量〕解答と解説

令和5年度 第20問📷 写真測量

次の文は,公共測量における航空レーザ測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。

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解説

💡 近赤外のレーザ光は雲を通らない。雲があると地表のデータが取れない。

航空レーザ測量の仕組みとデータの呼び名を問う問題。レーザ光の性質(雲を通るか)を考えれば誤りが分かる。

1. 正しい。

オリジナルデータから建物や樹木など地表面以外のデータを取り除く(フィルタリング)と、地表面だけの点群、すなわちグラウンドデータになる(準則第566条)。

2. 誤り。

近赤外のレーザ光は雲や霧を通り抜けられない。航空機と地表の間に雲があると、そこで反射して地表まで届かず、地表のデータが欠けたりノイズになったりする。だから航空レーザ計測は雲の下を飛ぶか、雲のない日に行う。「雲の影響を受けない」は誤り。

3. 正しい。

レーザは機体から扇形に振って照射するので、高く飛ぶほど地上での走査幅が広がる。1秒あたりの照射数などが同じなら、同じ数の点がより広い範囲に散らばるので、点どうしの間隔が広がる。

4. 正しい。

機体の位置と姿勢を測る GNSS/IMU 装置、距離を測るレーザ装置、それらを解析するソフトウェアで構成される。今の準則第549条ではレーザの部分を「レーザスキャナ」と表記しているが、指しているものは同じ。

5. 正しい。

フィルタリングと点検に使う写真(航空レーザ用数値写真)は、航空レーザ計測と同時期に撮影するのが標準(準則第551条)。時期がずれると地表の状態が変わってしまう。

誤っているのは 2。よって 選択肢 2。