測量士・測量士補 過去問ドリル

測量士補試験 令和4年度 第5問〔基準点測量〕解答と解説

令和4年度 第5問📍 基準点測量

次の文は,公共測量におけるトータルステーション(以下「TS」という。)を用いた基準点測量の精度について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。

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解説

💡 結合多角方式の外周路線は「外側40°以下・夾角60°以上」(準則第23条)。正反観測でも鉛直軸誤差は消えない。

TS による基準点測量で、精度を保つための路線の形・観測方法・点検の決まりを問う問題。1 は数字の「以上・以下」が入れ替わっていないかを確かめる。

1. 誤り。 ← これが正解

準則第23条の結合多角方式の表では、外周路線に属する新点は、隣接既知点を結ぶ直線から外側 40°以下 の範囲に選点し、路線の中の夾角は 60°以上 とする。路線が既知点どうしを結ぶ線から大きく張り出したり、鋭く折れ曲がったりすると誤差が伝わりやすく網の形が悪くなるためで、問題文は「以上」と「以下」が逆になっている。

2. 正しい。

1本の路線に未知点が多いほど、観測の誤差が順に積み重なって新点の位置の精度は下がる。準則第23条が路線の辺数や新点数などに上限を設けているのもこのため。

3. 正しい。

望遠鏡を正位と反位で観測して平均すると、視準軸誤差・水平軸誤差・目盛盤の偏心誤差(外心誤差も)の影響は逆向きに現れて打ち消し合う。なお、鉛直軸誤差は正反観測をしても消えない。

4. 正しい。

準則第42条の点検計算。点検路線は既知点と既知点を結合させて選び、水平位置と標高の閉合差を計算して観測値の良否を判定する。

5. 正しい。

TS の距離測定の誤差は、距離に比例するもの(気象補正や変調周波数の誤差など)と比例しないものに分かれる。器械定数や反射鏡定数の誤差、致心の誤差などは、距離の長短に関係なく一定量として入る。

誤りは 1。