← 測量士 過去問解説トップ

測量士試験 令和6年 午前 第28問
〔応用測量(河川)〕の解説・解答

📅 2024年5月19日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第28問 📐 応用測量(河川)
📋 問題文

次の a〜e の文は,公共測量における河川測量について述べたものである。 明らかに間違って いるものだけの組合せはどれか。次の1~5の中から選べ。

a. 距離標設置測量の観測には,トータルステーションを用いる放射法,RTK 法,ネットワー ク 型 RTK 法などを用いることができる。
b. 水準基標測量は,2級水準測量により行うものとする。また,水準基標の位置を示すため, 点の記を作成する。
c. 定期縦断測量は,山地においては3級水準測量により行うものとするが,地形,地物等の状況 によっては,3級水準測量に代えて4級水準測量により行うことができる。
d. 定期横断測量は,水際杭を境にして,陸部及び水部に分け,陸部については路線測量の横断 測量の規定に準じて行い,水部については深浅測量の規定に準じて行う。
e. 深浅測量における水深の測定は,電波式水位計を用いて行うものとする。ただし,水深が浅 い場合は,ロッド又はレッドを用い直接測定により行うものとする。
1. a, c2. a, d3. b, d4. b,e5. c, e
📑 元問題ページ元問題
💡 解説

河川測量に関する正誤判定。水準測量・深浅測量・水位観測の各手法の使い分けが問われる。

a. 正しい(問題文の通り)。キネマティック法も使用される。
b. 正しい。水準基標の設置間隔は 5 km〜20 km を標準とし、水位標に近接した位置に設置する。
c. 誤り。

定期縦断測量は、山地では 4 級水準測量、平地では 3 級水準測量を行う。地形・地物等の状況によっては 4 級ではなく簡易水準測量とする。問題文の手法・適用区分が誤っている。

d. 正しい(問題文の通り)。
e. 誤り。

深浅測量で水深を測定するのは音響測深機(音波利用)であり、電波式水位計ではない。両者の用途は異なる:

・電波式水位計:マイクロ波で水位を測定(ダム・河川・工場の連続水位監視)

・音響測深機:音波で水深を測定(海底・湖底の地形測量)

誤りは c, e の組合せ = 選択肢 5(c, e)。「深浅測量=音響測深機」と覚える。
💡 計算ミス防止: 式を書いてから数値代入。単位換算を忘れずに。
▼ 令和6年の全28問一覧へ戻る
測量士試験 過去問解説(無料)/ 本ページは独学者向けの解説です
出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)