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測量士試験 令和5年 午前 第5問
〔統計・誤差〕の解説・解答

📅 2023年5月21日実施 / 📄 公式問題PDF 📋 公式解答PDF
第5問 🔢 統計・誤差
📋 問題文

測量の誤差について述べた次の文の空欄ア~ウに入る語句又は数値の組合せとして最も適当なものはどれか。正規分布の確率密度関数は平均値μ、標準偏差σのとき、【ア】で表される。ある距離の測定値について、平均値100.000m、標準偏差0.012mの結果を得た。観測距離が100.020m以上となる確率を求める場合、式5のZの値として【イ】を用い、正規分布表(上側確率)から【ウ】%を得る。

a. 選択肢1(ア=exp を含まない誤った式, イ=1.67, ウ=27.4)
b. 選択肢2(ア=正しい確率密度関数の式, イ=0.60, ウ=4.7)
c. 選択肢3(ア=正しい確率密度関数の式, イ=1.67, ウ=4.7)
d. 選択肢4(ア=誤った式, イ=0.60, ウ=27.4)
e. 選択肢5(ア=exp を含まない誤った式, イ=1.67, ウ=4.7)
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💡 解説

正規分布の確率密度関数(ア)と、標準化してから正規分布表で確率を読み取る手順(イ・ウ)の穴埋め問題。平均 μ = 100.000 m、標準偏差 σ = 0.012 m。

① ア:正規分布の確率密度関数

f(x) = 1/(√(2π)·σ) × exp{ −(x−μ)² / (2σ²) }。指数関数 exp を含み、肩の分母が 2σ²(σ の 2 乗)になっているものが正しい形。

選択肢には exp が抜けた式(カッコの 2 乗だけの式)が混ざっており、これらは誤り。

② イ:Z 値(標準化)

式 5 の標準化 Z = (x − μ) / σ に、x = 100.020 m を代入:

Z = (100.020 − 100.000) / 0.012 = 0.020 / 0.012 = 1.666… ≒ 1.67
③ ウ:正規分布表(上側確率)を読む

表 5 で Z = 1.67(行 1.6・列 .07)を引くと 0.04746。つまり観測距離が 100.020 m 以上となる確率は:

P(Z ≥ 1.67) = 0.04746 ≒ 4.7%
④ 組合せの判定

「正しい確率密度関数の式 + イ=1.67 + ウ=4.7」がそろうのは選択肢 3。選択肢 5 はイ・ウが同じでもアの式に exp がないため誤り(ひっかけ)。

よって 選択肢 3。「exp の有無と 2σ² を確認 → 標準化 → 表引き」の 3 段構え。
💡 正解: 3 — 測量の誤差(正規分布・標準偏差)
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出典:国土地理院「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」を加工して掲載(政府標準利用規約準拠)